ながれてゆくもの

いちオタクの徒然雑記

とあるオタクの葛藤

 

と、刀ミュが紅白出場…どころかCDTVにも出演…

大袈裟な物言いをすることでもないかな、とは思う半面、やっぱり複雑であることにはかわりがないので、いざ当日を迎える前に気持ちの整理がてら書いておこうと思います。
最初にはっきり言っときます、個人の意見です。思ったことを書いてます。

 

めちゃめちゃ長いので簡単にまとめると、

  • 刀ミュ知らない人にどう見られるのかがめちゃめちゃ怖い
  • でもテレビでパフォーマンス見られるのは嬉しい
  • 素人目に見てもスケジュール詰め込まれすぎなので役者さんを休ませてあげて欲しい

って感じです。
一言でいうなら何度も同じことを言うけど「複雑」のひとことに尽きる。

 

紅白歌合戦、数年前から“オタク媚び枠”(※勝手にわたしがそう呼んでるだけ)が露骨になっているような気がしている。水樹奈々が歌うのとかとは訳が違う感じのもの。
今と同じような複雑な気持ちになったことは過去にも数回あって、はっきり覚えてるのはLinked Horizonの時と、μ'sの時。ただ、それらは実際観たら抱えてた不安感みたいなものは杞憂であったというか、予想していた扱い方はされていなかったからほっとしたというか。
ただ、それらは「アニメ」であって、「2.5次元」はまた別だと思う。確かにミュージカル刀剣乱舞はこれまでもフランスやらインドやら、海外で開催されたジャパンカルチャーの紹介イベントみたいなものに呼ばれているし、今年は「阿津賀志山異聞 巴里」なんて公演もあった。でも、いわゆるお茶の間というか、世論というか、オタクがよく言う“一般人”には、まだまだ知られていない。


そもそもミュージカル自体についても「突然歌い出す意味がわからない」などと言って嫌う人、好きじゃない人は一定数いますしね。
紅白みたいな誰でも観る、いわゆる大衆向けのものに、自分の好きなものが扱われるのは、なんだかやっぱりこう、イロモノ扱いされているような気分になるというか、そっとしておいて欲しいものを白日の下に晒されてしまうような、そういう恐れにも似た複雑な気持ちがあります。

そりゃ、公演規模はそこそこ大きいし、チケットは(気軽には)なかなか取れないし、インターネットを見ていれば話題は飛び交っているし、自分以外にもコンテンツを愛してる人、注目してる人はいる。ただ、演劇というかミュージカルというもの自体に対する感覚って、そこまで育ってないんじゃないかなと思うし、何より、2.5次元の、というか刀ミュの特殊なところは、「役者の素があまり出ない」部分だと思う。
運営方針なんだろうと思うけれど、キャストは、キャラクターの格好をして公の場に出ると、「そのキャラクターとして」言葉を発する。常に演技をしている。そこに刀剣男士がいる、というのを体現したいという狙いはわかるし、イメージを崩さないためのものであるというのもわかる。ただ、見ていて「いたたまれない」と感じることが多い。紅白の記者会見もそうだったけれど、フリートークがあるような番組に出演したキャストがキャラクターの口調で喋る度、見ているこちらははらはらする。キャラクターのことを知っているわたし達はともかく、知らない人が彼らを見たらそのキャラクターの口調に現れる馴れ馴れしさのようなものが異質に、もしくは失礼なものに見えるのではないか、と余計な心配をしてしまう。……ただでさえ、見た目が目立つのだから。
いわゆる「共感性羞恥」に近いものがあるのかな。

 

応援しているコンテンツが成長することはとても喜ばしい。そもそもコンテンツとして継続してくれるだけでもファンからすればとてもありがたい、嬉しいことだし、活躍の場が広がることはもっと嬉しい。テレビに出るとなればチェックするし、録画する時だってある。というか刀ミュに関してはできる範囲で録画してある。未だにシブヤノオトとか見返す。パフォーマンスしてるところだけ。
だから、今回のことを全く受け入れられない訳では無い。もちろん見ますとも。出演してるところは録画する気でいますとも。家族には「ガキ使観るんだと思ってた」って言われたけど。正直ガキ使も観たいけど。
なんだかんだ「推しが格好良すぎてしんどい」みたいなことしか言えなくなる感じだとは予想していますけれども。

 

でもやっぱり、不安感は拭えないのです。なんでかな、と考えてみると、多分10年くらい前までのオタク文化への風当たりというか、ライトノベルやアニメのコンテンツが馬鹿にされる空気感を引きずっているというか、あくまでもアングラなものという意識が根強く自分の中にあるからなのかな、とは……
中学生の時、とある漫画にどハマりしたクラスメイトが自分のロッカーに単行本をびっしり詰め込んでいてめちゃめちゃ馬鹿にされていたし(先生は何も言わなかったから校則違反ではないのだと思う)、ちょっとオタクな男子生徒がいわゆるウェイ系の生徒から「お前こういうの好きなんだろwww」って美少女系イラストの描かれたチラシかなにか目の前でひらひらさせてイジられているのを見たこともあるし、某アニメのキャラソンが昼休みの校内放送で流れたら教室の空気がちょっと冷えるとか、そういう経験があるので……
この辺の感覚が的確に表現できる言葉って何があるんだろう。怯え?
こういう経験があるからこそ、好きなものが大々的に取り扱われることにちょっとした怯えがあるんだと思います。

 

なので、なんだかんだ楽しみにはしているけれど、変に司会と絡んだりせずサラッと紹介されてばっちりパフォーマンスして、サラッと終わって欲しい。
紅白に関してはμ'sとかのことがあるから大丈夫だろうとは思っているけれど、CDTVが分からなさすぎて怖い……明らかに毛色の違うものが混ざるんだけど大丈夫かな。Aqoursも出るけど、彼女たちはまだアイドルユニット扱いで済む…じゃん……?

 

あともうひとつ思うのは、これはどちらかと言うと役者さんを応援しているオタクの感覚なんですけど、仕事納めもへったくれもないのが、ちょっと心配。
乱舞祭のあとで体調崩し気味のキャストもいたし、特に「三百年の子守唄」に出演するキャストは乱舞祭の各公演の合間に稽古があり、今も1月からの公演に向けて稽古中なわけで……身体が資本なのだから決して無理はしないで欲しい。
もしかしたら選抜かな?って淡い期待を抱いていたら、この記事の文章組んでるうちに推してる役者さんのブログが更新されて、出演のお知らせが来たので、わたしも寝不足の年越しになることは確定しました。31日、昼寝しておこう…

正直なところ、休ませてあげてって気持ちになるのは刀ミュキャストに限った話ではないんですよね。他の作品で知った役者さん達も、時々無茶があるなあと思うスケジュールで活動していて、自己管理も仕事のうちとはいえ、それにしても詰め込まれたスケジュール感は心配になる。
年始、ゆっくり休める日があるといいな。

 


うっわクソ長い。ここまで読んでくださる方どのくらいいるだろう。読んでくださった方がいたら、ありがとうございました。