ながれてゆくもの

いちオタクの徒然雑記

そこには笑顔が咲いていた

 

ミュージカル刀剣乱舞
~葵咲本紀~

70オーバーの公演数、お疲れさまでした!!!!


村正に対して並々ならぬ感情を抱いているオタクなので、彼が出ている以上やっぱり感想は書きます。
ただこれ思い返して考えてるうちに、中身の違うものが複数同時進行されていたとしか思えなくて相変わらず「?」の連続なような気も……

わたしのブログではとりあえず村正と、関連作「三百年の子守唄(以下みほとせ)」が中心になるかなと……各刀剣男士の印象と2部のことも少し書いたけど、まとまりのないクソ長文です。

本当はもっと丁寧に書きたかったんだけど感想書きたいもののあとが詰まってるもので!(ツキステとイブステ)

 

 

いやもうなに?
ミュ本丸の村正があんまりにも愛されていてそれをしっかり受け取っていて、他者に(不器用ながらも)愛やら情やらを与えることができているっていう光景がもう尊くてまぶしい
大千秋楽の最後の挨拶「たくさんの愛をありがとう」と「孤独ではない」をどう受け取っていいのか(=もっくんとしての気持ちも当然込められたものだと思うので解釈材料にしていいのか)迷うんだけど、乱舞祭2018のときにもわたしは「ミュ本丸の村正ってめちゃめちゃ愛されている」って感想を漏らしていたので、やっぱりそうなんだと思う……。

 

実は今回前楽まで会場に足を運べなかったので、それ以前に観劇した周りの人からいろいろ聞いたんですけど、ある意味で的確だなと思ったのが「推してはいない自分から見たらなんか職場の人のSNSみつけたみたいな気持ちになった」っていう今剣推しの友人のコメントでした。笑
彼の抱える怒りや悲しみを垣間見たことへの反応としては案外間違ってもいないよなって感じ。重傷を負って、検非違使や遡行軍から鶴丸、逃げていた中で蜻蛉切と会話するシーンでの彼の心情の吐露がそういうふうに見えるだろうなと思います。
村正に狂わされている身としては、あのシーンでの蜻蛉切の立場になりたいよなあとちょっと思ったりもする。なんていうんですかね、同じ刀派の流れではありつつも刀工が違うから兄弟ほど近くない、でも他の刀や審神者よりは近しいっていうあの関係性はまさに「ファミリー」と称するのがいいんだろうなあ。貞愛が「血が繋がってなくても〜」と言うのもその裏付けかな。
誰かのため、他者のために力を奮えることを「美しい」という村正の感性があんまりにもいとおしい。
(村正派ふたりが語り合って歌うとこ、脇で鶴丸が寝てるんだけどどうせ全部聞いてるだろうに……どんな気持ちで寝たフリしてるんだろう、と思っていた)

 

そんでもって、随所にみほとせ(と、つはもの)の楽曲アレンジが散りばめられていてみほとせが好きすぎるオタク、ずっとしんどい。ほんとうにしんどい。
葵の花びらを受け止めた家康、つかめなかった秀康、拾い上げた秀忠。そして家康から花びらを渡されるけど、返す信康。この対比がわかりやすくもあり、花びら一枚で天下を表すのは美しい演出だなあと思います。
家康も相当不器用な人という印象で、なんか村正と重なるように描かれてるのかなあとはちょっと思ったりも、する。もしかしたら村正は同族嫌悪に似た感情があったのかもしれない。
貞愛の感じがちょっと土方さん(「幕末天狼傅」「結びの響、始まりの音」)ぽさがあったのはなんだろうなあ……たまたまかなあ。
あ、結びの響きといえば御手杵と貞愛が歌う曲で「響きは音についてくる」って言っててアアアアってなった。あの曲だいぶキーワード散りばめられていたのでは?って思うから歌詞早く見たい……

 

今作の序盤で「嫌いだ」とはっきり言い切るのに、それっきり村正が抱く家康への印象についての明確な描写がないというのは、あくまでも今作がみほとせの裏側、描かれなかった影の部分ということなのかなあと……みほとせの終盤で「徳川家への印象を改めたらどうだ」という蜻蛉切に対し「やっぱりよくわかりません」とはぐらかしますからね、村正は。「葵咲本紀」の名前をつけたのが村正っていうのがね〜「咲(さく/わらう)」の意味がね〜!!!!!笑顔の花が咲いてましたよっていう優しさよ……
わらう、の意味合いをそうやって大切にしてる村正って物吉くん大好きじゃん。他のみほとせメンツのことも大事に思ってるけど、物吉くんへの情の傾け方がすごい顕著。なんでだろうなあ、やっぱ「徳川家康の守り刀、幸運の象徴」という位置づけの物吉くんが「徳川に仇なす妖刀」という側面のある村正を、そういう逸話関係なしに関わったから気に入ったのかな。
(そう思うと乱舞祭2018あたりのやたら物吉くんを追っかける絡み方にも合点がいくんだよね、逃げるのもじゃれるのと同義で、彼なら拒絶しないでいてくれるって思うから絡みにいく……村正可愛すぎないか?)

 

あと信康くん存命展開からの三日月の影よ……なんやねーんってなったよ……たしかに突拍子もない展開なんだけども、みほとせの最後、死にゆく家康を看取るシーンで信康くんが出てきて「今は掛川の吾兵」と名乗るところと繋がるからか、妙に納得させられてしまう。そういうとこうまいな。
この記事の冒頭で「中身の違うものが複数同時進行されていた」と書いたけど、みほとせにプラスして「つはものどもがゆめのあと(以下つはもの)」の要素、というか三日月宗近の存在よ、となりました。わたしループものは好きじゃないけどミュって確か平行世界の匂わせはあったよねえ……
みほとせと葵咲本紀は別の軸なんじゃないか、って説を見かけたんだけどそれって多分初演と再演のみほとせが平行世界なんじゃないかなってわたしは思っている。なぜなら(根拠すら村正の話なんだけど)再演で新しく付けられた、口(歯)で敵の刃を受け止めるっていうシーンが今作でもほぼ同じ殺陣が見られたから、少なくともみほとせ再演と今作は繋がっていると思っていいかなって……感じ……ううん自信が無い
(余計なこと言うとあのシーンで蜻蛉切が「大丈夫か」って声をかけるんだけどその声のトーンがそんなに緊迫してないあたりがファミリーの信頼感!!!って感じする。そんな攻撃に負けるわけないって思っている感じ)
個人的に、なんでもかんでも三日月に背負わせることが単純にいやだなって思うので「三日月宗近という機能」っていうのはなんだか微妙な感じがする(ループしてると明示された刀ステはあんまり好きじゃない)から、ここからどう展開していくのかしらとは思う……

 

 

さて、各刀剣男士のことね。

 

蜻蛉切。みほとせで忠勝の単騎駆けを演じてみせたのが大きなターニングポイントとなったのか、今作では本人がなにかに思い悩むような場面は少なかった。どちらかといえば悩むというよりは自分の弱み(今作では取り憑かれた秀康へ向かって行くときに見せた戸惑い=徳川家への忠誠心)を自分で把握できているように見えたかな……村正に「お前に斬れないものはあるか」と問うところとか。
家康に対してツンケンしてる村正の傍で、それを上手く利用したり諌めたりするものだから、今作の蜻蛉切は本当に保護者……笑
あ、あと蜻蛉切はミュ本丸では古参なのでしょうかね。鶴丸のことを呼び捨てにしていたのが結構印象的だった。あるいは鶴丸とは付き合いが長いのかな? 石切丸や青江のことは敬称つけて呼んでた気がしたから、「鶴丸殿」とか呼ぶかと思っていた。
スピさん今回は文句なしにかっこよかったな〜。村正派のハモリとかもう安心と安定のクオリティの高さ。3年目ともなるとさすが。


御手杵は焼失の夢をひとりで抱え込んでいるようですな〜……彼の抱えたものについては貞愛くんとのやり取りで多少光は見えたけども、完全に解決は出来てないと思う。実際どうなんだろう。貞愛くんとの凸凹感めちゃくちゃよかったな。
篭手切くんのレッスンに付き合って踊ってみたり、「刺すことしかできねえ」と言いながらなんやかんや器用っぽいところがいいよね……
なんかすごく素朴だった。田中涼星くんは本当に化ける役者さんだなぁ。キャラが強い役ばかりを見ていたので、今回でますますなんでもできちゃう人だなと思いました。


明石はやっぱり「蛍丸を失った歴史を変えたい」意志を持っているんだろうなと思う。「全部守れないなら何も守れないのと同じ」、「(全部守れないからといってやらない理由にならないと言う篭手切くんに対して)偽善」と言うあたりからも、これまでの刀ミュのシリーズにはいなかった立ち位置にいるのは明白かなと。
斜に構えて皮肉を交えた発言が多くて嫌な奴〜〜〜みたいなのが、ついつい周りに影響受けちゃって頑張っちゃう、みたいな役回りみんな好きだよね。わたしも好きだよ。
仲田さんはわたしの中では安定の人(=2.5に求められるある一定のクオリティをきちんと持ってこれる人)だったので、新メンバーの中では一番違和感なく見れたかなと思います。あとなんといってもやっぱ顔がいい。笑


篭手切くんのキラキラ感があまりにも魔法(おまえは何を言っているんだ)。
「せんぱい」にはびっくりしたけど、きっと主から助けてやれと言われていたんだろうな……その刀が何なのかは知らされずに。夢は夢だよと後半でせんぱいに語りかける籠手切くんがすごく切ないと思う。夢を追いかけている彼が、叶わぬものもあると現実を見せるわけですよ。序盤でダンサーさん従えてキラキラ歌っていた彼にそれを言わせる残酷さを感じ取ってしまってなんにも言えねぇ……
田村くんは台詞に連動した細かな動きや殺陣が好きです。お歌はこれからかなあ。というか公演数とその内容がハードめだから、喉が疲れてたんだろうなぁ。あとTwitterに上げる写真が100点満点のキラキラアイドル男士。


鶴丸はもうあの真っ赤に染まった姿にいろいろ持ってかれる……あとあれね、村正の話をしていたところでも書いたけど村正派の会話をどんな気持ちで聞いてたんだろうって(寝たフリだとしか思っていない)。でも終わるまでちゃんと寝たフリしてるあたりがいいなあって思う……
わたしは鶴丸が言う「退屈させないのはきみだ」の「きみ」はミュ本丸の主のことだと思ってます。三日月説もありそうだけど、鶴丸は出陣前に奥の間へ呼ばれてなにか込み入った話を聞かされているはずなので、そういうものを聞いてから、実際任務中に何かを目の当たりにした上で「やっぱり退屈させないのはきみ(=主)だ」なのかなと。
岡宮くんはなんと言っても歌唱力お化けどっから見つけてきたの!?って感じ。台詞の後すぐに歌い出したりしてもブレがないし、本当に歌唱力お化け。あとベビーフェイスに反したしっかりした声と演技が鶴丸にぴったりでとても良かった。これからどんな活躍をするのかがとても楽しみな役者さんでした。

 


2部はね〜冒頭の衣装めちゃくちゃ好みだったんだけどどこかで見れる機会ないですかねえ……笠にそれぞれのモチーフが施されてるのとかとても良い。
曲は今回全体的にとっても好みで楽しかったです。村正ソロやっとだね!!ありがとう!!恋愛要素低めなのも嬉しかった!!Real Loveみたいにベタベタなの歌われたらどうしよう死んでしまうなって思ってたから……笑 とってもかっこよかったです。
人間キャス(徳川四兄弟)の歌がめちゃくちゃいいのなんのって。むすはじの時から人間キャス曲出るようになったけど本編になぞらえた歌詞なのでめちゃくちゃアツいんですよね。早く歌詞全文知りたい。
あとはやっと闘魂歌が馴染んできた……あんまり好きじゃないなあと思ってたけどそうでもなくなりましたね。スルメ曲かな。
今まで村正派でハモることが多かったから、今回鶴丸と村正みたいな組み合わせで見れるのがとても良かった。あと村正が上ハモりなのも珍しくて……岡宮くんの歌唱力に感謝してる。笑

 


文字数カウントしたら5000文字近くなってしまったので、このあたりで終わりにしたいと思います。笑


刀ミュはとりあえず今後は歌合に注力しますかね? なんか個人的には年内に何かしら大きめのお知らせが来るのでは〜と思っていますけど、どうかしら。とりあえず今月またNHKですね、みほとせメンツですね……
チケット取れなかったり観劇マナー守れてない人に出くわしたりでしんどいな〜と思うんですけど、作品自体はとても素晴らしいのでやっぱりやめられないんだなあなんて思ったり。麻薬か?